FIREの形は人それぞれ

FIREという単語は耳にしたことのある方はいらっしゃるかと思います。FIREの種類はいくつかあり、人によって目指す形は違います。今回はFIREの意味やその種類について紹介させていただきます。 

FIREとは

FIREはFinancial Independence Retire Earlyの頭文字をとった単語で、経済的自立（Financial Independence）と早期退職（Retire Early）を目指すライフスタイルを意味します。仕事を定年まで勤めるのではなく、積極的な貯蓄と投資により経済的に自立することで、自由な生き方を選択することができます。経済的自立とは、自分が働かなくても不労収入で生活費を賄えている状態を指します。早期退職（Retire Early）と書いていることからも30代や40代で仕事を辞めて、自分の趣味や家族により多くの時間を使うことができます。

数年前からアメリカで注目されたライフスタイルで、今や日本にまで考えが広まり注目を集めています。

FIREの種類

FIREの形はその人のライフスタイルによって変わってきます。主な種類は以下のようなものがあります。

Fat FIRE

高い生活水準を維持しながらFIREを追求する人を指します。通常の生活費に加え、旅行や高級品などといった贅沢にも費やすことができます。誰もが理想とするスタイルですが、達成するにはかなりハードルが高いです。

Fatは「太った」という意味に加え、「豊かな」という意味があります。

Lean FIRE

Flat FIREと真逆のスタイルとなります。可能な限り生活費を抑えることで、Fat FIREよりも低い資産(不労収入)で早期退職が可能となります。Lean FIREは、FIREという概念の中で基礎となる考えであり、さまざまなFIREの形に進化したと言われています。

Leanは「痩せた、細い」という意味があります。

Barista FIRE

Fat FIREとLean FIREのハイブリッド版です。仕事は続けますが、ストレスの多いフルタイムの仕事から、アルバイトなどの時間の融通や拘束時間の少ない仕事にシフトさせることができます。完全に早期退職して経済的自立を目指す場合に比べ、資産は少なめでよく、不足分はアルバイト代から補えばいいわけです。

Baristaは「客からの注文を受けてコーヒーをいれる職業や人」を指します。アメリカではBarista FIREでのパートは、スターバックスなどでのアルバイトを指すようです。日本ではなかなかない発想で面白いですね。

Family FIRE

家族と一緒に早期に経済的自立を目指すものです。FIREを達成するにしても、単身よりも夫婦•家族の方がハードルが高いのはイメージしやすいですね。

私が目指すFIREの形は

私には妻もいますので、Family FIREを目指すことになります。単身でのFIREに比べてハードルが高いのは間違いないですが、2人で協力してFIREを目指していきたいと思います。