夫婦で投資する際は贈与税に注意

夫婦それぞれで証券口座を開いて投資をしている方も多いと思いますが、夫婦間でお金のやり取りをする際、贈与税がかかる可能性があることをご存じでしょうか。

知らず知らずのうちに脱税してしまっているかもしれませんので、贈与税の注意点・対策をお話しします。

贈与税とは？

個人から財産をもらったときにかかる税金のことです。財産は、預貯金・株式・土地・建物などいろいろあります。

ちなみに、税金を払うのは財産を受け取った側の人ですので、ここは注意が必要です。

相続税とは違うの？

「贈与」と「相続」のどちらも個人から財産を与えられる行為ですが、違いは“いつ”受け取ったかです。

財産を渡す人が存命の場合は「贈与」、亡くなられている場合は「相続」となり、控除額や税率が異なってきます。

贈与税がかからないようにするには？

1年間（1月1日～12月31日）に受け取った財産が110万円を超えると贈与税が発生しますので、夫婦間の年間でのお金のやり取りを110万円以下にすれば問題はありませんし、税務署への申告も不要です。

ただし、親なども含めて複数の人からお金を受け取り、受け取り総額が110万円を超えると課税対象となります。税率は最低10%で、受け取り額が多いほど上がっていきます。

その他の贈与税がかからないケース

・生活費や教育費

・祝い金、香典、見舞い金

などは贈与税はかかりません。

仕送りなどを含めて、普段生活する上でのお金の受け渡しは問題がないということですね。

まとめ

夫婦で投資をする際は贈与税にお気を付けください。

夫婦間では年間で110万円を超えなければ贈与税はかからず、税務署への申告も不要となります。

私たち夫婦も、年が変わった年始に私から妻に100万円を送金することにしています。お金の受け渡しについては夫婦間で話し合っていただければと思います。